チャイニーズ・ジョークが、やたらえげつないんだが。
2007年 01月 13日
お金と人間中心主義:中国ジョーク集から見えるもの(中国情報局NEWS)
私が「これは」と唸ったのは次のようなやりとりだ。2番目のジョーク、ドイツ人の立場って……
生徒:先生、今度の数学のテストで100点とれば、お父さんから10元もらえるのですけど。
先生:お前が100点とれるとはとても思えないね。
生徒:そこでですね。ご相談なのですが、10元を2人で山分けというのはどうでしょう。
こういうジョークは日本では考えられない。
テストといえど、人間がつくっているものだ。先生といえど、人間だ。道を切り開くカナメは人間だ。相手にメリットを与えれば必ず解決の道はあるという考えは、事の本質をついていて怖いぐらいだ。
次のジョークはどうだ。
アメリカ航空宇宙局(NASA)で金星へ飛び立つ宇宙飛行士を募集した。ただし、「1人でゆき、地球に戻って来れない」という条件である。
ドイツ人、フランス人、中国人の3人が応募してきた。
はじめのドイツ人、「100万ドルで行こう。金は自分の母親にやってくれ」
次のフランス人、「200万ドルで行く。100万は自分の家族に、あと100万は社会に寄付したい」
最後に現れた中国人は言った。「300万ドル欲しい」
どうしてそんなに要求するのかとの質問に、彼は審査官の耳にささやいた。
「もし、私に300万ドル出してくれるなら、あなたに100万ドル差し上げます。私が100万ドルいただき、残りの100万ドルでドイツ人を宇宙に行かせます」
(中略)
要するに、人間をよく知っている。常に人間を中心に考える。
とくに権力を持っている人間とのかけひきを考え、その人間の心に忍び込み、誰もが欲しいお金で道は開けるはずだと計略をめぐらす。