自費出版の見積りをしてみたんだが、やっぱり高いねぇ。
2007年 01月 17日
せせらぎ出版 -自費出版見積りシミュレーション-
ここで、一番安いと思われるプランで見積もってみました。
すなわち、
・原稿の分量
400字詰め原稿用紙で、 50~100枚くらい(2万~4万字)
・出版部数
100部くらい
・原稿の受け渡し
データ入稿
・製本形態
並製本(ペーバーバック) カバーなし
・原稿整理
いっさい手を入れなくてよい
・写真・グラフ・図表
なし
・校正方法
すべて自分だけでする
・表紙デザイン
表紙デザインは自分でする
というプラン。
この条件下にできあがるのは、
「総ページ数30数ページ(*)の並製本、カバーなし、本の構成は原稿のまま、図版等なしの棒組み、本文校正・表紙デザインもすべて自分でやった本」
(* 2万字を1ページ40字×16行で組んだ場合)
が100部のみ(編集者がやるのは紙選びと、印刷所・製本所の手配だけ?)。
これで、どのくらいのお金がかかるかというと……
33万7千円!
どうせ自分でほとんどの作業をやるなら、印刷から引き受けてくれる製本所に出したほうが安上がりかと。
ちなみに、ここの契約書を見ると、こんな文言が。
印税う~ん、キビシ~
第1刷 印税なし
第2刷以降 定価の5~10% × 実売部数
注1 現実的には、第1刷が売り切れて第2刷となる確率は非常に低いのが実情であることをご理解下さい。
追記:実売部数ってのは、印刷した部数ではなく、実際に売れた部数に対して印税を払うということ。極端な話、増刷になっても1冊も売れなければ、1円も入りません。
(こういう契約は、自費じゃない出版社でも存在します)
追記2:コメント欄のほうが、この記事よりも中身が濃いかもしれません……