インドでは、かつて「木」と結婚した人たちがいた!
2007年 01月 23日
インドでは「娘が3人いると家が潰れる」2(諸事情により、元のページのキャッシュを魚拓化)
「木婚」とはどういったものなのでしょう。
まず、ヒンズー教のカーストの最上位に位置するブラーマンの間では、兄よりも先に弟が結婚してはいけないという習慣がありました。ブラーマンとは、元々はヒンズー教の祭祀を司る僧職の階級だった人たちです。
そこで、弟が彼女と恋愛をして結婚したいと思っているのに、兄がまだ結婚していない場合、兄は儀式的に樹木と結婚する(よう?)にして、弟が結婚できるようにしていたのです。
「弟はこれでいいけど、お兄さんは『木』と結婚したままなの?」と心配した方、ご安心を。
樹木が倒れたり、枯れてしまうと、樹木と結婚した兄は晴れて人間の女性との結婚が可能になります。もちろん、木が枯れるのを待たなくても兄に結婚したい相手がいれば、わざと木を倒してもかまわないようです。「木と結婚するなんて・・・・」と思ってしまいますが、「木婚」は世界でも非常に珍しい結婚の形態といえるでしょう。ちなみに、いまではこの風習はほとんど残っていないそうです。
ふと思ったのですが、この風習を独身の先輩が多いジャニーズ事務所にもちこんだら、若い子も結婚しやすくなるのではないでしょうか……