「縦書き」の文章は、嘘っぽいですか?
2007年 01月 28日
でも、けっこうビックリしました……
【国語】 縦書き(MORI LOG ACADEMY)
学校の教科書は、国語だけが縦書きである。国語が縦書きなら、ほかの日本語で書かれた教科書が何故横書きになるのか。それは、横書きの方がわかりやすく読みやすい、という判断のためだろう。縦書きの文章は今や極めてマイナであり、日本人が読む文章の大半は横書きだ。(僕などは、99%は横書きである)。新聞が、何故横書きにしないのかは、かねてより何度も書いている疑問の1つである。今さら、変えられないのだろう。僕は仕事柄、横書き(横組み)の本を作ることがありますが、それらはパソコン関係の本であったり、会計に関する本であったり、数字や英文が多く含まれることが前提です。
ただ、フィクションに関しては、それが物語であるという意匠として、縦書きは許されるのかな、という気もする。逆手に取った感があるが、これだけマイナになったのだから、保護しても良いだろう。古来の文化が絶滅するのは惜しい、という気持ちである。でも、エッセィになると、もう横書きにした方が良いし、またノンフィクションのジャンルも断然横書きが良い。縦書きだと、全部作りもので嘘っぽく思えてしまう。
そういう理由がない限りは、エッセイ的なものであれ何であれ、迷わず縦書きを採用します。
「縦書きだと、全部作りもので嘘っぽく思えてしまう」という感覚が、残念ながら(?)僕にはありません。縦で書こうと横で書こうと、作りものにしか見えない文章を書く人もいますから。
もちろん、引用した文に近い感覚の読者が多いのだとしたら、それはそれで考えなければいけない課題だとは思いますが……
それにしても、森博嗣さんと夏石鈴子さんは絶対に気が合わないでしょうねぇ。
(参考:編集者なら、手紙は「縦書き」で書きなさい?!)