あのNBAに、「1800円のバッシュ」でプレイする選手がいるらしい。
2007年 02月 14日
高級シューズは不要?1800円の“実力” NBAのマーブリー選手(イザ!)
米プロバスケットボールNBAで試合中、14・98ドル(約1800円)のシューズをはき続けている選手がいる。何かと高価なものをほしがる子どもたちに、そうではないと身をもって示しているのだ。NBA事情に詳しくないので、この選手の実力がどれほどなのか、僕は知りません。
ニューヨーク・ニックスのエース、ステフォン・マーブリーで、シューズは自身のブランド「スターブリー・ワン」。6日のロサンゼルス・クリッパーズ戦では新作「スターブリー・チーム」を披露したが、こちらも価格は同じ。
「15ドルのスニーカーをいつまではいているんだ」と、からかい半分に別のシューズをすすめるチームメートの声に、同じ格安の別のシューズで応えたのだ。
(中略)
新作「スターブリー・チーム」は、「スターブリーII」シリーズとともに3月発売予定。女性用シューズの販売も予定されており、マーブリーは「大方の予想を上回ったね」とにっこりだ。
マーブリーは一方、ニューヨーク市内の学校に約3000足を贈り、最近は他の地域でも、寄付を始めた。マーブリーの原点は、出身のニューヨークで小学校6年生のとき、バスケットのコーチにシューズをもらったこと。「スターブリー・ワン」の子どもたちへのプレゼントはそのときの恩返しでもあるのだ。
でも、普通に考えれば、ナイキやらリーボックやらアディダスやら、そういった一流メーカーからうちのブランドとスポンサー契約を結ばないかという話はいくつもあったのだと思います。
その話に乗っかれば、莫大な契約料ももらえるだろうし、うまくいけば「自分専用モデル」さえ作ってもらえる。
けれど、彼は15ドルのシューズを履き続けています。
その姿勢は、きっと、NBAでプレイする間は変わらないのでしょう。
彼の靴は、下手をすれば100ドルはするナイキのバッシュのように、クッション性に優れたものではないかもしれません。
だけど、もしかしたら、このバッシュだからこそできるプレイというものが、僕にはあるように思えます(ちょっとロマンチックが過ぎるかしら……)。