『ヤバい情報収集術』からは、少しもヤバさが感じられないんだが。
2007年 02月 15日
「すごい」の次に来るタイトルは、「やばい」なんだろうか?
このとき、「ヤバい」という言葉は、あまりキレイな言葉ではないので、版元を選ぶかもと思っていました。
ですが、最近はわりと堅いイメージがある出版社でも、この言葉を使い始めているようです。
・社長!その就業規則ではヤバすぎる
・元銀行員の探偵が教える「ヤバイ会社」はこう見抜け!
・ヤバい情報収集術
ただ、タイトルに「ヤバい」とあるからといって、本の内容がドキドキしてしまうようなものかと思うと、そうとも限らないんですよね。
(例)
『ヤバい情報収集術』の目次
Part1 ウェブ2・0時代にフィットする仕事術目次を見る限り、きわめて健全な「ふつうの情報収集術」の本にしか思えないんですが……
1 情報収集を行なう目的をはっきりさせよう
2 「ウェブ2・0」のパワーシフトを理解しよう
3 ウェブ2・0時代に必要な技術を磨こう
Part2 仕事で差をつける「情報管理」の基本
1 情報の種類を分別しよう
2 情報の入手経路の違いを意識しよう
3 収集した情報の使い道を分析しよう
Part3 効率的な情報の「受信」技術
1 アンテナの感度を磨こう
2 情報収集ツールを使いこなそう
3 2・0的スケジュール管理術を身につけよう
Part4 「検索」はウェブ2・0時代の必須技術
1 検索エンジンを使い倒そう
2 正しい検索のコツをつかもう
Part5 情報が集まる人の「発信」の技術
1 ブログを積極的に書こう
2 「メール」を上手に活用しよう
3 プレゼンテーション技術を磨こう
Part6 情報の「共有」は2・0時代の新常識
1 自分の情報をどんどん公開しよう
2 再加工できる情報発信を心がけよう
もちろん、本のタイトルには「演出」が必要なので、編集者がこういう付け方をする気持ちもわかるんですがね。