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ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

出版社の名刺には、「1万円以上」の価値がある?!

出版社のお偉いさんが就活中の学生を前にして、

編集者(記者)の名刺さえあれば、普通の人が出会えないような人に会うことができる

なんて言うことがよくあります。

もちろん、所属する会社・媒体によって、会える人の範囲もある程度限定されたりもしますが、ある意味「夢のパスポート」的なものには違いありません。

それを悪用した、こんな事件が。

「試写会に入れる」とニセの記者名刺売る 容疑で男逮捕(asahi.com)
ットオークションで知り合った女性に、記者を装えば映画の試写会に入場できると偽ってにせの記者名刺などを売ったとして、警視庁は東京都文京区の無職の男(32)を詐欺容疑で逮捕した。

大塚署の調べでは、男は1月11日、都内で同日夜開かれる映画「ユメ十夜」の監督、出演者らの舞台あいさつ付き試写会に「雑誌記者を装えば入場できて記者席に座れる」と偽り、実在する出版社のにせの名刺と試写会の案内ファクスを40代の女性会社員に渡して代金1万7250円をだまし取った疑い。容疑を認めている。
(中略)
男は、試写会の観賞記事を雑誌などに寄稿して原稿料を得ていたことがあったため、各種試写会の案内ファクスが手に入り入場方法を知っていた。「記事を書いてもあまり金にならなかったので別の利用法を考えた」と供述。同様の犯行を過去にも繰り返したことを認めている。
騙された方は気の毒ですが、貧乏な僕としては、自分の名刺がヘタをすると「1万円以上」の価値があるのかも……、とよからぬ妄想を膨らませてしまいます。

ちょうど、昨日、100枚名刺ができたところですから、これが100万円以上に……

(ちょっと疲れてるみたいだなぁ、自分)
by aru-henshusha | 2007-02-21 16:42 | 本・出版