いま売れている本に共通するテーマは、「か・け・い」かもしれない。
2007年 04月 30日
『日本経済新聞』の連載コラム「持続力保つ日本経済」で登場した造語。現在の景気はサービス消費に支えられているという観点から論じられているもので、個人はモノへの消費は抑えてもサービスへの出費は惜しまず、消費に占めるサービスの比率は6割近くに上昇しているという。これって、いま売れている本のテーマにも当てはまるんじゃなかろうか?
(中略)
その中でも主要な「感動」、「健康」、「癒し」の頭文字が「か・け・い」である。
・か(感動)→『恋空』に代表されるような、若い女性に感動を与える携帯小説。
・け(健康)→『病気にならない生き方』に代表される健康本。
・い(いやし)→江原啓之の著作に代表されるスピリチュアルもの。
もっとも、「感動」と「健康」は昔から売れるテーマだったような気もするが。
ちなみに、もしも「か・け・い」のすべてをおさえようとすれば、「感動的なスピリチュアル健康本」という企画が生まれるが、はたしてそれで売れるかどうか……