「セックスするときれいになる」は、ウソらしい。
2007年 06月 19日
(Dr.北村 ただ今診察中:MSN毎日インタラクティブ)
女性誌でよく取り上げられるテーマ「セックスするときれいになる」。そんな特集が組まれたときには、売上げ倍増で『大入り袋』が出たという話も聞きます。まあ、ここまでハッキリ書かれても、女性誌の(安直な)セックス特集はなくならないでしょうねぇ。
(中略)
どんな意図があって、「セックスするときれいになる」と大見得を切って書かれるのか。そういう僕自身も、何度となく女性誌から取材を受けてきました。そんな時決まってお答えするのは、「性は脳なりだからねえ。いい相手との関わり、いい恋愛をすれば、心も晴れよう、着る物にも化粧にもひと工夫加わろう。鏡を見る機会も増えて、端から見ても輝いて見えることもある。でも、それはセックスが必須条件ではない」と。セックスなんて、したくなければしなくてもカラダの上で問題になることはありません。性器と性器とを結合させたからといって、女性ホルモンが増えるなんてことは科学的にはまったく根も葉もないことなのですから・・・。
「正しさ<面白さor売れ行き」という価値観の編集者(というか出版社?)が少なくないでしょうから……