本が変わるんじゃない、変わるのは人なんだ。
2007年 07月 09日
「しばらく、中谷本から離れていたけど、引用した部分はまったく同感。
最近、ふと、読み返してみると、新たな発見がありました」
というお手紙を、いただきました。
本も、人と同じように、出会いの流れがあります。
「ちょっと離れている時期」があっても、
再び出会うと、また、前よりいっそう、仲良くなれたりします。
前読んだ頃には、気づかなかったことにも、
気づけたりします。
その間に、誰でも、いろんな経験をしていて、
本の中に、自分の経験を照らし合わせることが、
できるからです。
本は、いつも、再会を待っています。
いっぽうで、再会すると、「あれ、こんなにつまらない話だったっけ」とガッカリすることもある。
これは相手が「人」でも、きっと同じことだろう。
会わない間に自分がどう変わったか、相手がどう変わったかで、印象は変化する。
その意味で、出会いというのはつくづくタイミングだなぁと思う。
でも、本当に会うべき本や人には、いつだって最高のタイミングで出会ってるのかもしれない。
うわ、自分の文まで中谷センセっぽくなってきた……