発言するって、面倒くさい。
2005年 02月 16日
[ゴーログ]再び、モノ書きの老婆心:「匿名性」を護るために
この記事を読んであらためて思ったのは、(幼い言い方かつ論点がずれるようで恐縮だが)「発言するって、面倒くさいな~」ということ。
でも、これは本来、当たり前の話である。
世の中には、もともと、いろいろな思想や利害関係を有する人がいる。
それらすべての人を敵に回さない発言というのは、それこそ天気の話ぐらいのものだ。
自分の内なる心の声も、一度外部に「発言」として出せば、あらゆるリアクションが起き得る。「発言者」は、そのことを忘れてはならない。
個人のブログ上の発言は、ともすれば「ひとりごと」感覚で書かれているが(僕自身、そんなカテゴリを作っているけれど)、ネット上の「ひとりごと」は「ひとりごと」で終わるとは限らない。
どこかで誰かが見ているかわからないし、それによって傷つく人もいれば、怒り出す人もいる。
発言するとは、本来、面倒くさくて、怖いものなのだ。
だからといって、それを理由に、口を閉ざそうとは思わないけれど。