一流のノンフィクション作家は、一年に1000万円以上の経費を使うらしい。
2007年 10月 16日
収入より納得できる仕事を(本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE)
北九州市在住の作家佐木隆三さん(70)が、過去30年にわたる毎年の収入と経費、課税額を地元の文学批評誌「敍説」で公表した。フリーのノンフィクションライターの取材費は自己負担のケースが多いそうで、「私が自由に取材してこられたのは直木賞を受け、ある程度の収入があったから」と話している。それにしても、本当に経費がかかるものですねぇ、ノンフィクションって。
同誌は佐木さんのこれまでの仕事を振り返るインタビュー記事を掲載。佐木さんは「作家と収入の関係を考える参考に」と、税理士作成の収支一覧表を提供した。最も収入が多かったのは92年の5574万円で、最少は03年の1685万円。30年間の収入は9億6454万円、経費は3億5452万円だった。
佐木さんの収支はプラスですが、いま頑張っているノンフィクションの書き手には、収入より経費のほうが多いという方もいるのではないでしょうか?
昔、とあるノンフィクションライターの講演会に行ったとき、「取材費を捻出するために生命保険を解約した」という話を思い出しました。
書けば書くほど貧しくなるなんて、おかしいよなぁ……