朝日新聞は、一体どんな人材を求めているのだろう?
2005年 02月 18日
どうやら、新聞記者になりたい新卒者を対象としたゲームらしい。
朝日新聞の説明によれば、
「このコーナーでは、新聞記者の仕事をゲーム形式で疑似体験できます。新聞記者としての、あなたの適性がわかるかもしれません。」
とのこと。
しかし、ジャーナリズム考現学さんが指摘するように、このゲームは記者の現実とずいぶんかけ離れているように思われる。
「現実的」な選択肢を選べば選ぶほど、デスクに「理想論」丸出しのダメだしを食らうとは、なんて不条理なゲームなんだ。
僕は何も、理想より現実が大事だとは言わない。
が、このゲームで謳われている理想を貫けるような土壌が、朝日新聞という組織にあるのかどうかは疑問である。
それにしても、朝日新聞が求める人材は、このゲームをノーミスでクリアできるような理想にあふれる学生なのだろうか?
案外、こんなゲームは理想論に過ぎないと、ひと目で見抜けるような学生を求めていたりして。