頑張れば必ず成功するわけではない。けれど、成功した人はやっぱり頑張ってる。(ヒトリゴト61)
2008年 02月 12日
それは、僕が「いい年」になったこともきっと関係してるのだろう。
同世代、あるいは少し上の先輩たちが、大きな仕事を任される、あるいはできる立場になり、
それぞれ、すばらしい結果を出している。
彼らを「成功した」というのは、言葉にちょっと抵抗があるけれど、
ここでは便宜上、成功した人たちと呼ぶ。
彼ら、成功した人たちには、共通点がある。
それは、みな、人並み以上に頑張る人だということだ。
こう書くと、「頑張ったからといって、世の中、成功する人ばかりではない」
と思う人もいるかもしれない。
たしかに、人間、頑張ったからといって必ず成功するわけではない。
ときには、頑張る方向が間違っている場合もあるだろう。
でも、それ以前に、ある人にとって、どんなに頑張ったところで
成功しない時期や分野、環境があると思う。
しかし、だからといって、頑張ることは無駄なのだろうか?
頑張っても、成功するとは限らない。でも、成功しないとも限らない。
だったら僕は、頑張ったほうがいいと思う。
本当に成功したいなら、夢をかなえたいなら、とりあえず自分を信じて、今やれることを頑張るべきだと思う。
もちろん、そうして頑張ったところで、成功できない人はきっと出る。
いや、僕自身、この業界で、自分が思うような仕事をできないまま年をとったり、
適性のなさに気づいて、他の道を探すような日が来るかもしれないから、本当は人事ではない。
でも、僕は頑張ることを選ぶ。今、目の前にある仕事に全力投球することを選ぶ。
他の人はどうか知らないけれど、僕はそういう生き方のほうが、きっと後悔しないから。
僕は自分の努力だとか、(あるとしたなら)才能だとかを、「貯金」したまま死ぬのは嫌なんだ。
僕はその口座を解約して、僕の可能性という「単勝馬券」を、毎日毎日、買い続けたい。
一生万馬券は出ないかもしないし、トータルで勝ちか負けかもわからないけれど、
そうやって、日々、ドキドキ生きているほうが、僕は楽しい。
少なくとも、あとで、あのとき、どうして自分に賭けなかったんだって、
そういう後悔をしない人生のほうが、僕は好きだ。
仕事仲間であれ、あるいは著者であれ、僕の知る成功者は、
毎日、自分の可能性という馬券を握り締めて、頑張ってきた。
彼らがレースに勝てたのは、運の力も大きいかもしれないけれど、
同時に、やはりその頑張りが必要だったはずだ。
頑張ることは信じること。信じて初めて、勝ちは転がり込んでくる。