他人の評価は、「自己採点の3割引」だと思いなさい。
2008年 03月 17日
他者評価はいつも自己評価の3割引き 他(日経ビジネスAssocie Online)
僕は常々思っているのだが、仕事の成果への他者の評価は、自己評価のおよそ3割引きだと考えていいのではないだろうか。これはビジネス誌の編集記者としての20数年の経験と、作家としての数年の経験を踏まえての実感である。僕はけっこう「自己採点」が厳しいほうの人間ですが、それでも、まわりからの評価より高い点をつけていることがままあります。
3割というギャップの理由は、自己愛だと思う。人は自分の顔を他者が見るよりも2、3割グッドルッキングに感じているそうである(ホントらしいですよ)。仕事も思い入れがあるほど自己が投影されるので、客観視するのが難しくなっていく。結果、自己愛がうぬぼれ鏡の役割を果たし、成果がより大きく見えてしまうのではないか。
そして、そういうときは「他人からの評価」のほうが正しいはずなんですよね。
そもそも、評価は他人が決めるもの、というべきかもしれません。
自分がどんなに「100点」の仕事をしたと言い張っても、まわりから見て「70点」の仕事に過ぎないのであれば、それはやはり「70点」に過ぎないはず。
常にこういう考え方をしているとシンドイ部分もありますが、自分に甘く点をつけ過ぎていると自覚したときには、「3割引の法則」を思い出すといいのかも。