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ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

編集者を苦しめる、「即返」の悪夢。

先日、某取次のデータを見たら、うちの会社のある本が、発売1週間も経っていないのに10%以上返品されている。

最初、1%の間違いかと思いましたよ。
だって、まだ1週間も経ってないんですよ。
なのに、(その取次経由で市場に出た)1割が返品されてしまっているんですもの。

どうも、これがウワサに聞く「即返」というやつらしいです。
「即返」とは、「即・返品」のことで、配本された本を書店に並べもしないで返すこと。

こういう現象が起きる理由は色々あるようですが、僕も不勉強ですので、「新刊発行点数が多い昨今、売れるのに時間がかかりそうな本は置かれない」という教科書通りの説明をしておきます。

自分が作った本が売れないのは編集者としてもちろん辛いですが、作った本が並べてもらえることさえないのは、もっと辛いですね。
幸い?その本は、僕の担当ではありませんでしたが、担当編集者が連日深夜まで作業していたのを知っているので、自分も心苦しいです。

もちろん、書店には書店の言い分があるので、一方的に責める気はないのですが……

追記
ひそかに愛読している出版屋の仕事に、返本について詳しく書かれています。

恐怖の返本
by aru-henshusha | 2005-03-03 11:48 | 本・出版