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ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

カテゴリ:本・出版( 756 )

太宰の言葉は、心に沁みる。_c0016141_1485976.jpg太宰が好きだ。
二十歳過ぎても太宰が好きだと言うのは、幾分恥ずかしいのだけど、やはり好きなものは好きなのである。

彼の小説(あるいは箴言集)には、心に沁みる言葉が多い。
とくに、自分が辛いときほど、その辛さと重なる言葉を思い出すのが慰めになる。

ちなみに、最近の僕は、『斜陽』の次の言葉がとくに沁みる。
僕が早熟を装って見せたら、人々は僕を、早熟だと噂(うわさ)した。僕が、なまけものの振りをして見せたら、人々は僕を、なまけものだと噂した。僕が小説を書けない振りをしたら、人々は僕を、書けないのだと噂した。僕が嘘つきの振りをしたら、人々は僕を、嘘つきだと噂した。僕が金持ちの振りをしたら、人々は僕を、金持ちだと噂した。僕が冷淡を装って見せたら、人々は僕を、冷淡なやつだと噂した。けれども、僕が本当に苦しくて、思わず呻(うめ)いた時、人々は僕を、苦しい振りを装っていると噂した。
 どうも、くいちがう。


他人は、何も見えていない。
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by aru-henshusha | 2004-12-25 02:00 | 本・出版
「引用」じゃなくて「盗用」

さきごろ書いた「盗用」の話をトラックバックされた方のブログを拝見してビックリ。
この方、自分のサイトの文章を、実際に「盗用」されてしまったそうです。

残念ながら「確信犯」でしょうね。
個人のサイトならわかんないでしょう、と意図的にパクッた可能性大。

ちなみに、編集者・ライターのすべてが、そういう姿勢ではないですから。
盗作や差別語にかんしては、入社早々きつく言われると思うんですが。
ま、会社によりけりなのかな。

ところで、「盗用」といえば、昔こんな事件もあったな~

検証、朝日新聞「天声人語」の盗用疑惑!

ただ、ひとつ注意したいのは、この本屋に行くとトイレに行きたくなるっていう現象は、ずっと昔、「本の雑誌」で“青木まり子現象”として騒がれたはず。
天声人語の盗用は、実質、孫引きに近いかもしれない。
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by aru-henshusha | 2004-12-24 13:43 | 本・出版

初版部数の謎

今週の働きマン

えーと、まだお仕事はしたことないんですが、何度かお会いしたことのあるライターの石渡さんも、「働きマン」にふれてます。
とにかく業界関係者は、有無を言わさず「働きマン」を読めってことで。

ただ、よく考えたら、文芸で初版4万って、かなり多い気が……
ビジネス書でも、初版、そんなにいかないんですけど。
それとも、うちの会社が絞りすぎなのかね~

初版部数って、謎だわ。
by aru-henshusha | 2004-12-24 01:49 | 本・出版

営業VS編集!

営業VS編集!_c0016141_23544716.jpgいいっすね~「週刊モーニング」に連載中の「働きマン」。
出版業界が舞台の漫画なんだけど、この世界で働くことの喜びと辛さ、両方が描かれていて。
(まあ、現実はこんなにうまくいかねえけどな、と思うことも多いけど)
読んだ後、けっこうウルっとします。

で、最新号では、ついに「営業」の人が出てくるんですよ。

実は、出版社って、営業と編集の仲が悪いことが少なくない。
本が売れないと、編集は営業の売り方のせいにするし、営業は編集がいい本作らなかったからって思いがち。

でも、両者がいがみあっているような出版社は、ダメダメです。
編集と営業、お互いが本を売るために協力しだせば、もっといい結果がでるはずなのに。

ただ、出版社の花形は編集ってイメージが、まだまだあるからな~
編集の人間は、そのイメージを早く捨てたほうがいいと思う。
そのためにも、今週の「働きマン」は必見です。

出版業界だけでなく、すべての仕事人にとってもね。
by aru-henshusha | 2004-12-24 00:47 | 本・出版
気持ち悪いけど、気になる本_c0016141_2124060.jpg最近見つけた「キモキニ(気持ち悪いけど気になる)」が、この『人は食べなくても生きられる』。
ジュンク堂でこのカバーを見てから、気になって気になって。

で、今日ナナメ読みしたんだけど、やっぱり駄目。
なんか、小見出しレベルで意味不明で、気持ち悪いんですよ(偏見なんだろうけど)。

興味ある方は、目次を参照。

なお、版元の三五館のHPの掲示板には、ご本人が出没中。

三五館

まあ、こちらのコメントも、ようわからんわ。
by aru-henshusha | 2004-12-20 21:18 | 本・出版
新雑誌は、「品のいい『噂の真相』」_c0016141_9385711.jpg編集長の“クラッシャー”花田さんが辞めた(or追い出された)あとの「編集会議」って、本当中身が薄くなったな~
「クイズ 私の愛読誌」なんて企画、考えたの誰だよ。
見開き2ページでやる内容かね。

だいたい、「Web&Pubilshing」ってコンセプトに固執する必要を感じない。
肝心のWeb関係の記事が面白くないんだもの。
しょせんは、広告屋が作った雑誌というか。


新雑誌は、「品のいい『噂の真相』」_c0016141_9425745.jpgで、その花田さんが、「編集会議」時代の主要な連載陣をひきぬいて作ったのが、この「Will」。
やけに渡部昇一の本を出すワックの関連会社、ワックマガジンズから発売中。

花田氏いわく、雑誌のイメージは「カジュアルな『文芸春秋』」もしくは「品のいい『噂の真相』」とのこと。
個人的には堤堯さんの連載がイチオシです!

参考
花田さん“最後”の雑誌「WiLL」26日創刊
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by aru-henshusha | 2004-12-20 11:24 | 本・出版