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ある編集者の気になる人・事・物を記録したブログ。ときおり業界の噂とグチも。


by aru-henshusha

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いや、これはまさしく「部下のかわりに上司が出てきた(そして、しょうもないコメントをした)」のが、問題だと思うんだけど。

まず、炎上の経緯はこちらで確認。

[あじさい日記]コメント欄に文化部長が降臨(俺のターン)

で、件の記事。

いよいよ終章です。(あじさい日記ブログ〜美人編集者のつぶやき)
(cache) いよいよ終章です。*念のためキャッシュも

以下が、突如光臨した片山雅文・文化部長のコメント。
はじめまして。Uの上司です。このブログに書き込みをするべきかずいぶん悩みましたが、今月いっぱいで終了する前に一度はきちんとお答えすべきと考えて、これを書いています。

決して皆さんのご意見を無視していたわけではありません。言いたいことは山ほどありますが、立場上言えないことをご理解ください。

新聞連載とブログの連動という初めての試みにUは懸命に取り組み、がんばりました。Uに対する個人的な中傷や批判はご容赦ください。

当初は読者の皆さんとの対話を意図したブログでしたが、残念ながら途中からは所期の目的からはずれる結果となりました。しかし、Uに書き込みに返答しなくてもいいと指示したのは私です。

内容的にかなり厳しく、回答すれば収拾がつかなくなると判断したからです。もちろん「自分たちは間違っていない」「正しいことを言ったまで」と思われる方も多いと思いますが、立場を変えてご自身がUのポジションになったときのことを考えてみてください。おそらくは、とても1人で対応できる状況ではなかったと思います。

「今頃のこのこ出てきて何じゃ」というお叱りもあるでしょうが、ともかく、全ての責任は文化部長たる私にあります。ただ、いろいろとご指摘いただいた以上に連載小説をめぐっては諸事情があるのも事実です。その辺りをご賢察の上、ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

なお、5月1日からは山本一力さんの連載小説「ほうき星」が始まります。人気作家には数年前からカ『予約』を入れないといけないという昨今の状況下、私自身が連載を決めた初めての作家さんです。

江戸・深川を舞台にした女性の一代記ですので、どうぞご期待ください。
赤字で示した部分、とても「部下愛」が感じられる表現だと思う。

けれど、担当者のかわりにいきなり上司が出てきて、

「かわいい部下が頑張ってやったことなんで、まあ、許してくださいよ」

といわれて引き下がる人たちは、もともと熱心にコメントなんて書かないだろう。
(だいたい、取引先の社員がミスしたのと違うんだしさ)


あと、青字の部分からは、

「とにかく、空気を読んでさ。ほら、何となくわかるでしょう? こっちもいろいろ大変なんだってば」

というニオイがプンプンして、やはり取引先でもないかぎり、簡単に意を汲んではくれないと思う。


ちなみに、いいわけの言葉はあっても、謝罪の言葉はないようで……
そこが一番の問題かなぁ。
by aru-henshusha | 2007-04-25 13:16 | ネット・コンピュータ
じつは僕も、ずっと気にしてた問題です。

問題59 有名人の名前をブログで書く時‥‥(ほぼ日刊イトイ新聞 - ややこしい問題。)

上のリンク先では、

  「有名人の名前をブログで書く時、

  A:基本的に「さん」はつけない

  B:できるだけ「さん」をつける

でアンケートをとっていて、<基本的に「さん」はつけない>が僅差で多い結果となっています。


僕自身、このブログで有名人の名前を書くときは、できるだけ敬称略で書いています。

たとえば「山田真哉」がらみの記事をこれまで何本か書いているのですが、ごらんのとおり、見出しでは思いっきり呼び捨てです。
  (参考1)→山田真哉の新作タイトルを、「プロ」として分析してみる。
  (参考2)→山田真哉の決断は、たぶん正しい。

これはべつに、山田真哉氏を軽んじていたりするわけではないんです。

1つには、「さん」づけすると、見出しに勢いが出なくなるという理由がある。
そしてもう1つは、「さん」づけ(あるいは「先生」づけ)すると仕事上でかかわりがあると思われそうだから。


これまでにも書きましたが、僕は山田真哉氏とは面識がありません。
ただ、こういう業界にいるものですから、ちらほら噂も聞こえてくるし、普通の読者よりは彼について詳しいでしょう。

だからこそ、ある程度距離をおいた表現をとらないと、担当編集と間違われる可能性もある。
(この場合、僕よりも担当編集の方にメイワクがかかると思います……)

というわけで、山田氏はじめ著者の方も、その他有名人の方も基本的には、敬称略でやっています。決して偉ぶっているわけではないのです……
by aru-henshusha | 2007-04-15 00:53 | 名言・言葉
この連載、自分の意見が石田衣良さんと合うことは少ないのですが、今回は例外。

ネットから始まる恋愛はあり?なし?(MSN毎日インタラクティブ)

リンク先を見ていただけばわかりますが、「ネットから始まる恋愛はあり」と思う人が多数派です。

むろん、多数派だからそっちの意見が正しいという気はありません。
でも、個人的には、「きっかけ」は何だっていいと思うんですよねぇ。

学校の同級生、会社の同僚、友達の紹介、合コン、ネット……
どんな手段で出会おうが、大事なのは「その後」じゃないかと。


それにしても、石田さん、こんな言葉で記事を始めるのはどうかと……
携帯電話も、ネットもなかった青春時代を送ったけれど、ぼくはぜんぜん出会いには困らなかった。
この人、やっぱ苦手だわ……
by aru-henshusha | 2007-04-09 02:29 | 恋愛・男女
『クチコミの技術』に書いてあった、当たり前だけど一番大切なこと。_c0016141_9565011.jpg数日前から、ブログ界隈では話題になっていたこの本。

クチコミの技術

ついに増刷もかかったらしい。

おかげさまで販売好調な『クチコミの技術』の増刷が決まりました!

僕もようやく読了したので、感想(というか、メモ書き程度だけど)記事をアップしようと思う。


この本は、タイトルどおり、ネット(特にブログ)上で、「クチコミを起こす技術」について書かれたものだ。
それも、実際にネット上のクチコミで話題になった事例を豊富に紹介しているので、非常に実践的である(あ、いかにもビジネス書編集者っぽい感想)。

でも、僕がこの本で一番印象に残った部分は、じつは、ちょっと違うところなのだ。
それは、むしろ「クチコミ」以前の心構えみたいなもの。
ちょっと考えればわかることですが、商品やサービスが“いいもの”でないとクチコミは起こりません。自分が買ったり試したりしたものを「誰かに伝えたい」と思わなければ、そもそもクチコミは起こらないからです。そして、商品やサービスについてエントリーが書かれても、それを見た人が「これは面白いから誰かに伝えよう」とか「自分も買って使ってみようかな」といった行動を起こさなければ意味がありません。
(中略)
“いいもの”ではないものに対して、無理やりクチコミを起こすことはできないのです。
(同書167ページより)
ここに引用したことは、とても「当たり前」のことだと思う。
でも、同時に「当たり前」すぎて、ときに忘れてしまうことでもある。


出版業界でも、本を売るために色々な「仕掛け」がされている。
この本で書かれているような、(ある意味)地道なクチコミで話題にすることもあれば、ネット書店のランキングをジャックするようなやり方もあるし、リアル書店で多面展開をしてもらうような古典的な手法もある。

でも、どんな方法で仕掛けても、その本の「中身」以上に売れることは、それほどない。
一時話題になったところで、“いいもの”でなければ、その勢いは続かない。

本当に当たり前の話だけど、まずは“いいもの”ありきなのだ。
どんな商品でもバカ売れするような、「魔法の仕掛け」を僕は知らない。


この本だって、“いいもの”だから、僕は今回、紹介した。

(大げさに言えば)僕には、このブログの読者に対する責任があって、つまらないものを紹介したら、それはこのブログの信頼性自体にもかかわるから。
(もちろん、僕が“いいもの”と思ったものが、多くの読者の共感を得られるとは限らないけど)

そんなわけで、いつのまにか自分まで「クチコミの輪」に参加してしまったようだけど、それだけのパワーを持った一冊である。
by aru-henshusha | 2007-03-31 10:35 | 本・出版
本日(正確には昨日ですが)、事前の告知どおり、都内某所で当ブログのオフ会を行ないました。
自分を含めて、参加者は最終的に12人。開始から6時間半にも渡る長丁場でしたが、なんとか無事終えることができました。

さて、今回、オフ会を行なうにあたり、自分がいくつか注意したポイントがあります。
そのほとんどは、普通の飲み会の幹事の心得と変わらない基本的なものですが、いい機会ですから、ここに記録しておこうかと。

なかには、当ブログのオフ会特有のものもあるとは思いますが、これからオフ会をやろうと考えているブロガー・サイト管理人の方にとって、多少なりとも役に立てば幸いです。


オフ会を、楽しく快適に実現するための10のルール


●事前準備編


・会場は必ず馴染みの場所を使う
今回は居酒屋を使いましたが、レンタルルームでもカラオケボックスでも、オフ会の目的に合わせた場所をおさえればよいと思います。
重要なのは、すでに何回か使っている場所を利用すること。初めての場所では当日戸惑うこともいろいろ出てきますし、(参加者の急なキャンセルなど)突発的トラブルに対応してもらえないこともあるので。

・告知は早めに、しつこいぐらいで
どの程度の規模で会をやるかにもよりますが、告知不足だと、思うように参加者は集まりません。
また、いくらサイトの常連さんが多くとも、実際オフ会に参加するのは、かなり勇気(?)がある方だけのようです。
できるだけ早めに告知をし、(想定よりも)人の集まりが悪い場合は、告知を繰り返すことも必要です。

・参加者にはそれなりの「ハードル」を
これは異論もあるかもしれませんが。
今回のオフ会では、(特に出版関係者の)参加資格に高いハードルを設けました(→参考)。
自分が匿名ブログというスタイルを守るためには、信頼できる参加者だけを呼びたかったので。
人によっては、何回かメールのやり取りをしてお手数をおかけしましたが、結果的には、それらの手間をいとわない、当ブログの純粋な読者の方々にお集まりいただけたと思います。

・男女比は頭の隅においておく
オフ会は合コンではありませんから、男女比をそろえる必要はありません。
ただし、仮に男性の参加者10人に女性1人なんて比率になるといづらいでしょうから、なるべくそういう事態を避けたほうがいいでしょう(といっても、それを避ける妙案がすぐに浮かばないのですが……)。

・名簿をつくっておく
今回、参加者の「お名前(HN可)・ご職業・連絡先(メアド、ブログ等)・好きな本や作家、雑誌」をまとめた名簿を事前に作成しました。
正直、けっこう手間な作業ですが、これを作っておくと、当日、幹事と参加者、参加者同士がうちとけやすくなります。

●当日編

・幹事の予定は余裕を持って
理想論ですが、オフ会の前後には、幹事は極力、予定を入れないこと。
実は自分もオフ会前に著者との打ち合わせがあったのですが、思った以上に長引いて、あわや遅刻するところでした。当日はできるだけ余裕を持って、会をスタートしたいものです。

・キャンセル・遅刻はよくあること
こればかりは、幹事がどれだけ注意しようと防げません。
当日のキャンセルもありえるので、飲食を伴う場合など、どんな状態になってもうまく対応できるプランを選びましょう(そのためにも、「馴染みの場所」で開催することが大事です)。

・参加者全員の自己紹介ぐらいはしよう
あえて、書くまでもないことですが……
せっかく集まっていただいた参加者なのですから、参加者同士でも交流が深まるよう、時間がかかっても全員分の自己紹介はしましょう。
このとき、前述の名簿があれば、名前を覚えたり、顔と趣味が一致して、記憶にとどまりやすいです。

・オフ会は幹事の「独演会」ではない
これも、幹事のキャラクターで違うかもしれませんが。
僕の場合は、「幹事-参加者」だけでなく、「参加者-参加者」の交流が深まるのも大切だと思っています。
始まりから終わりまで自分が話題・場をリードするのではなく、他の方の話に耳を傾ける余裕がほしいところ(でも、正直、これがうまくできていたか自信がないです……)。

●オマケ


・オフ会は大変、だけど楽しい
慣れの問題もあるとはいえ、オフ会を主催するのは、けっこう大変です。
いろいろ準備もしなければいけないし、当日は当日で、参加者の方に楽しんでいただけているのかも気になります。
ただし、こういう機会でもなければ、僕らが「読者」に出会うことはほぼありません。
これは本の著者でも同じでしょうが、講演会などで「自分の読者」に会うのは嬉しいし、刺激になり、さらに書き続ける原動力の一部にもなりえます。
大変だけど、一回やってみる価値はあると思います。


以上、当たり前のことしか書けませんでしたが、取り急ぎご参考まで。
by aru-henshusha | 2007-03-11 04:10 | ネット・コンピュータ
中経出版でこんなブログが始まっていた。

よしたにの出版できるかなぁ

不勉強で著者の方を知らないのだが、この方が本を出すまでの過程を中経、失礼、中継していくようなブログと思われる。
これは、なかなか面白い試みではないか。


もちろん、これまでにも、著者自身のブログで、本が出るまでの過程が書かれることはよくあった。
でも、その試みに(担当編集者はともかく)出版社が積極的に参加することは、それほどない。

というのも、出版社って(伝統的に?)「出た後勝負」みたいなところがよくあって、「本が出る前」の告知やPRは結構手薄だったりする。

まあ、出版社としても編集者としても、年間計画の中の一冊だから、出版前にそういったことに割けける(おおむね時間的)余裕がないという事情もよくわかるのだが、これぞという一冊については、こういった「出版前の告知作業」も必要だと思う。
そして、経済的な面を考えれば、ブログはそれに適した媒体だろう。


ただ、同業者としてはどうしても、こういったブログの告知効果が気になるところだ。

今回のブログはすでに話題になっているようだけど、ヘタをすると<「告知のためのブログ」の告知>がうまくいかず、読者がほとんどいないこともありうるので。
by aru-henshusha | 2007-02-09 12:58 | 本・出版
あまりインパクトがないニュースだと思ったのは、日本にすでに「電車男」などの(小説ではないけど)メッセージのやり取りで展開する作品があるからかもしれません。
(PCメールのやり取りだけで展開する小説もあったような)

「全編が携帯メッセージ」の小説出版 フィンランド(CNN.co.jp)
携帯電話でやりとりされる文字メッセージで全編を構成した小説が、このほどフィンランドで出版された。フィクションでありながら、独特の省略表現や文法ミスが現実味を醸し出している。

「最後のメッセージ」と題したこの小説の主人公は、架空のIT企業幹部。会社を辞め、欧州各地やインドを旅行しながら、友人や親類に携帯メッセージを送るという設定だ。主人公が送ったメッセージと、受け取った返事は合計およそ1000通。これが332ページにわたり、順に紹介される
ところで、このニュースを見て思ったのですが、次は「SNS」を舞台にした「SNS小説」なんてものが生まれるかもしれませんね。

戯れに、章構成のみ考えてみました。

プロローグ 謎の招待状

第1章 見知らぬメッセージ
第2章 「足跡」を追って……
第3章 鍵となった紹介文
第4章 怪しげなコミュニティ
第5章 最初の炎上
第6章 異界からの侵入者
第7章 仕組まれたオフ会
第8章 炎上、ふたたび
第9章 失われたログ

エピローグ それでも、つながりたかったもの


う~ん、どうでしょう。
現実には、「謎の招待状」の時点でシカトして、入会しないという話もありますが……  
by aru-henshusha | 2007-01-27 13:34 | 本・出版
いろいろ辛いことも多い世の中ですが、それでも頑張って生きていると、こういう嬉しい出来事もありますなぁ。

くりろぐ2*ネタ元:くりろぐは勝手に一子相伝されていた:[mi]みたいもん!

ネタ元によれば、以前の管理人さんではなく、他の方が引き継がれたみたいです。
しかも、今度の「くりろぐ」は<白クリ><黒クリ>など、色別のカテゴリーもできてますし、期待大ですね。

これからこういう風評(だと信じたい)に悩まされることがあるかもしれませんが、全サラリーマン(多分)の夢をのせて、更新を続けていただきたいものです。
by aru-henshusha | 2007-01-25 12:02 | ネット・コンピュータ
livedooリサーチネタは、以前にも書きましたが……
(参考:ライブドアの人は、「小説」を読んだことがないのだろうか?

今回のリサーチ結果も、ちょっとなぁ。

【通勤】 「あなたの通勤時間はどのくらいですか?」 ((livedoor リサーチ)

あなたは会社までの通勤にどのくらい時間がかかっていますか?
あてはまるものを ひとつだけ 選んでください。


15分未満 16.43%
15分以上 13.63%
30分以上 12.90%
45分以上 12.20%
60分以上 9.51%
90分以上 4.06%
120分以上 1.39%
180分以上 0.36%
自宅勤務 7.13%
仕事をしていない 22.38%
こういう場合、「仕事をしている人」に限定して訊くというスタイルでは、調査としてまずいんですかねぇ。

あと、「通勤時間15分未満」の人が、これだけいるというのも驚き。
僕も通勤時間は短いほうなんですが、職住近接の人ってこんなに多いのかしら?
by aru-henshusha | 2007-01-18 14:25 | ネット・コンピュータ
いまもRSSリーダーに入れている人(俺か)が、どれだけいるか知らないけど……

あれから1年(ライブドアパブリッシング編集者日記)
2007年1月15日

経営委員会に本のプレゼンをする。
社員の声を取材してまとめた本だ。

もちろん、この本が会社のブランドアップに大いに貢献するという気持ちで作っている。

でも逮捕者の名前が出てくるのは、ある意味避けて通れないことだ。
やはり彼らあってのライブドアだったし、彼らが抜けた穴を必死に埋めようとしているのがわれわれだ。
そしていつか、その必死の努力が自分たち自身の力になる。
ライブドアパブリッシングは事件後ずっと新刊を出してなくて、『イクイク』などを細々と売り続けていつかはなくなる会社だと思ってたのだけど、そろそろ「禊」は済んだということか。
いや、実際はこの編集者が、そうした仮死状態を何とか蘇生させようとしているのかもしれない。

ただし、この「(ライブドア)社員の声を取材してまとめた本」って、例の複数の出版社にプレゼンされてる本とは違うのかな。

違うなら違うで、グズグズしてると、そっちが他の版元から先に出ちゃうかもしれないね。
by aru-henshusha | 2007-01-16 01:29 | 本・出版